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2023ベイスターズへの不満

1軍2軍の入れ替えが少ない

これは、前監督の頃からこの体質。
ドラフトが失敗してるのか、2軍の育成がうまく行ってないのか、編成が入れ替えを担当しているのか、いずれにせよ理由は外部からはわからない。
が、2軍の選手はモチベーション上がらないだろうなというのはわかる。

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何年もずっと思っていたことだが、中にいる選手から見てもそうなんだなと。

基本的にこの記事の不満は、大多数がこれに繋がる。

シーズン中の羅列を特にまとめていないので、同じ内容が何度か出てくるのでご了承いただきたい。
それをまとめられるだけの能力が私にはなかった。
そして、同じことを何度も思うのはそれだけその部分が不満だったということの証でもあるので、より熱を帯びている。



若手の起用法

・さあ、入れ替えが少ないチームで1軍に上がってきたぞ!どこで使われる!
使わない
何日も使わないで調子落としたあと、ちょろっと出して結果出ず抹消。

・若手野手を上位打線に起用して負担をかけたがる。下位打線で好きに打たせて成長を促すことはやりたがらない。
さらに、若手野手は「どこでも守れる」と思っている節がある。
今年は林。1年目の牧もポジションちょこちょこ動かしていた。
そして「信用」すると「固定」して、思考停止に陥ってしまう。「4番セカンド牧」これは何があっても動かせない。

レギュラー選手が不調でも、抹消しない。

1,2軍の入れ替えも起きないし、ベンチの選手はずっとベンチ。

山本の出番

シーズン序盤から、打席で成果を出し始めていた山本。
しかし「捕手併用」と決めてシーズンに入っており、さらには「投手によって捕手固定」とも決めていたので、山本の出場機会は増えなかった。
バウアーに一度だけ山本を組ませたが上手く行かなかったので、二度と山本に戻ることは無かった。
あの時はバウアー自身が日本に合わせられていなかっただけだった。

その後、かなりの時間をかけてようやく信頼を勝ち取った。
しかしその結果、山本以外の捕手起用数激減。
その中でしばらく実践から遠ざかっていた戸柱にいきなり出番を与え、「ここで結果だせ」というような起用をする。
たった1試合でうまくいくわけがない。
そして「やっぱり山本じゃなきゃ勝てない」と、山本への固執が深まる。

これを投手野手、全ポジションの全選手に対して同じことをやっていた。

結果として

不調な選手が試合に出続け、叩かれるのは選手本人。
1軍選手が不調でも試合に出続けるということは、控え選手、2軍選手には「チャンスが無い」としか映らない。

佐野に代打を出して、泣いて。
カンフル剤が効いたかのようにその直後の試合では打ったが、あれは相手投手が格下/不調だっただけ。結局その後、調子が上がることはなかった。
代打として出場した楠本も、これをきっかけに大ブレーキがかかることとなった。

とにかく選手起用によって、選手のメンタルを傷つけ続けていた。
スポーツではメンタルが万全でなければ、パフォーマンスも落ちる。
当たり前のこと。

また、ブルペンでは肩を作る回数も多いようだ(ベイプラでファンでも様子がわかっていた)。
投げても投げなくても肩に負担はかかる。しかし「何かあった時のために早めに準備してないと安心できない」ようだった。
斎藤隆コーチはメジャー経験者なので、少なくしてくれると思ってたんだけどなー。

チャンスとモチベーション

三浦監督はわかりやすく「チャンスを掴み取れ」という起用をする。
与えたチャンスで、結果が出なければその後しばらく起用しなくなるという代償込みで。

「勝てる」メンバーに固執し、無死一塁で打たせて併殺が増えれば、バントに切り替えてしまう。
「印象が良くない」中継ぎはなかなか使いたがらないし、「抑えてくれる」と思える中継ぎは何度も投げさせる。

総じて、失敗を恐れているように私の目には映っていた。
実績のない選手を信じる」というのは、とても怖いだろう。基本的に上手くいかないのだから。若手野手は打てないし、若手投手は打たれる。しかし、大谷翔平だって打たれるし、三振もする。
それでも信じて送り出すのが監督・コーチの仕事なんじゃないだろうか。

私はとにかく、選手の起用法に不満がある。
それは、私がこのチームに若手で入っていたら、絶対に腐っていただろうから。若手選手の気持ちを勝手に自分に置き換えて想像してしまう。

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「1軍と2軍は違う。雰囲気も違う。相手チームがどうこうというよりも、うちの選手たちは自動的に出すことはない。競争ですし、チャンスはその中でつかんでほしい」

「チャンスが貰えない」のに「チャンスを掴め」なんて無理難題を言う上司は、若手社員にとっては敵でしかない。

若手が何試合かスタメンで出たけど、打てなかったね。とか、打たれちゃったねとか。
見つけた課題を克服するため、2軍でまた頑張れと。
そうなるとファン心理として納得しやすい。おそらく選手本人もそうだろう。

でも今のベイスターズ1年ほぼ同じ選手で。チームとしても結果出ず。若手も出せず。

今永、山﨑、石田、伊勢、関根、林…あと誰いたっけ。今シーズン「調子悪いけど試合に出すことで復調させよう」として失敗した選手。
他の選手のチャンスも奪い、調子も上がらず。負の循環。
結局林とか石田とか宮﨑とか大田とか、やむを得ず2軍に落としたら結果良くなりがちだった。
それでも入れ替えの回数は、シーズン終盤でも増やさなかった。

ほか

1点を取る野球を目指すことをやめてほしい

1点を守り切る時代じゃないから。守備が良くないので、2失点以上する可能性がほかチームより大きいから。
「エースが投げてるから3点取れば勝てるだろう」は、4点取られる日は負けてしまう。点は取れるだけ取ったほうがいい。追加点としての、さらなる1点は効果的。最初から1点先取で守り切るなんてまず現代野球では無理だ。

例えば宮國

8月6日に一軍選手登録。それは1軍の誰かが必要としたからか、2軍で調子が良かったからなのだろう?
しかし何故か一週間出場機会はなく、13日にようやく登板。そして失点。翌14日抹消。そのまま戦力外。
何がしたいのかさっぱりわからない。

西浦を編成は必要だと考え獲得したが、現場は数試合出して抹消。

1軍が陸の孤島状態。
編成とも2軍とも連携取れてない。取る気がない。
周りの言葉もデータも、自分の都合の良いようにしか受け取らない誰かが現場にいるのだろう。

佐野に代打

代打を出すにしろ、スタメンから外すにしろ、「シーズン序盤で」休養を与えつつ出すとか、多くのやり方を試していれば、その一環だなと誰しも思えるのに。
シーズン終わりかけの重要な場面になってから動くから、誰にとっても大ごとになってしまう。
マネジメントが下手すぎる。
動くのも動かないのも、それだけでメッセージになってしまう。それがスポーツにおける選手起用。
ベイスターズは選手起用がかなり極端なので、変化したときの意味合いが大きくなりすぎる。
シーズン序盤にいくらでもパターンを試せるのに「勝ってるから変えられない」と動けなくなる呪縛を自ら作っていた。

例えば田中健二朗

6月30日 一軍選手登録 8月2日 抹消
7月はまるっと1軍にいたことになる。しかし、7月わずか5登板。22試合もあって、中継ぎが5登板。
この起用の偏り、おかしさをもうちょっと世間は感じてほしい。他球団の事情は知らないのでこれが普通なのかもしれないが。
ベンチ入り人数は限られてるのに、1軍選手を持て余している起用方針は私には理解出来なかった。
ビハインド勝ちパは止めても、結局ある程度結果出てる選手を使う安心感に負けているのが伝わってきた。

甘さ/厳しさ

三浦監督は甘いと言う批判を、今シーズン本当に何度も見た。

・試合に出ることで調整するしかないから、(主要メンバーの)復調待ちをする
・試合に出ることで調整するしか無いとわかっているのに、控えの選手には出番を与えない

上記2つは表裏一体だ。甘いという意見は、前者を見てのものだろう。
私は後者を見て非情だと思う。新戦力も使わない。使えない。
とにかく選手にチャンスが無い。

1選手への期待は、同ポジションの他の選手には期待してないことを裏付けてしまう。
「勝ち取れ」と言うのは簡単だが、「チャンスも無いのに勝ち取るも何も無い」と、選手に思われたらおしまい。
上の人間の言葉は下のものは信用できない。行動こそが雄弁に語るから。

オースティンとソトがいて、佐野宮﨑牧がいるから長距離砲はこれ以上いらないと判断して細川と伊藤を放出した編成。
その元凶となった、長距離砲を我慢して使えない首脳陣。
中距離打者ばかり揃えてもダメ。
下降線の選手を見極められないのもダメ。

起用法一つで、選手のパフォーマンスは変わる

クローザーという立場は変えないが、起用する場面を今までと変える=信用できなくなったという態度
若手はベンチ塩漬け=若手じゃ勝てないという態度
選手が意気に感じられない起用。
モチベーションを失わせる起用に終始している。それを1年間見ているのは、つらい。

普段起用のない選手がスタメンで打ちました。でも翌日の試合はベンチです。というかその後もしばらくベンチです。
打っても使われないんだ」って意識が浸透したら、どうやってモチベ上げるんだろうか。
「2軍で活躍しても、1軍ではどうせベンチ」
こう思ってしまったら、どうやって2軍でやる気出す?
このチームの現状のこの方針は、今の私には本当に理解出来ない。


「何試合か使って打てませんでした。だから落とします」 ←わかる
「使いませんでした。たまに代打で出しました。打てませんでした。落とします」または「ベンチにいてください」 ←????
チャンスが無いんだよこのチームは。野手も投手も。
ビハインドですら出番のない中継ぎ若手とかいつ投げるの。

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出場機会も少なくなった中で状態を上げるのも難しい。ファームで試合に出て、打席に立って、状態を上げて

出場機会がない選手が状態上げるの難しいって考えがあるのに、若手の投手も野手も平気で塩漬けするのは一体どういう心理状態なのでしょうか。

みんな追い込まれてるんだよ、上がってくる若手。顔が。
打席で、マウンドで、「今日結果出さないと、また次はいつチャンスあるかわからない。だから今日絶対やらなきゃダメなんだ」って、顔に書いてある。本当に若手は全員同じ表情をしている。
そんな顔した選手が、一流の選手と相対して結果を出せるわけがない。
そしてさらなる絶望した表情を見せる。
それを見る私は、つらくてしょうがなかった。

「今日ダメでもまだ何回もチャンスあるから余裕持っていけ」とか無い。
4打席も与えられず代えられる。その中で結果出せる選手なんて一握りだろう。
でもそれが出来た選手こそ本物って考えで動いてるように私には見える。

ここに賭けろ!で、成長する選手もいれば。
お前のことは待つから、少し期間に余裕与えるから伸び伸びやってみろ。と言われて育つ選手もいる。
その見極めが無く、一律で同じ対応だから嫌い。

人は、他人の言葉より態度を信じる。
だから、やってることを見られる。
言ってることとそれがズレてるとき、不信に繋がり、不安は大きくなる。
私は今年のチームは見ててしんどかった。

おわりに

三浦監督が被害者だなと思う点は、コーチ陣をほぼフロントに決められてそうなこと。
初年度はラミレス前監督時からほぼ入れ替え無しのコーチ陣、次は98年組を集めたいだけのコーチ陣と、フロントの意向丸出し。
アナリスト組の1軍昇格も明らかに編成主導。

せめて起用と采配だけは好き勝手やりたいという反抗心があるのかもしれない。
もしくは、この無茶苦茶な起用すらも、現場の意思はなく、編成が全てやっているのかもしれない。
結局は私の不満は私の視点からはこう見えるってだけの話で。
内部から見れば全然違ったり、事情もあるのだろう。
違うファンには違うように見えるんだろうし。
それでも本当に今年もしんどかったので、書きなぐった。
そういう予防線を書いて終わり。