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王様の言うことはー?

1.【月間監督総評】- 高木 豊 Takagi Yutaka

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ベイスターズの話は6分ぐらいから。

「野球って守り」という話の中で、私が気になったポイント。
守備に隙がある、と。

高木氏「考え直さないといけないかもわからない」

森藤氏「これは9月に入ってますけど、9月……」
(から変えた方がいいですか?)というような言葉を遮って。

高木氏「たぶん出来ないと思う」

森藤氏「来年の課題ってことに」

高木氏「来年も出来ないと思う。絶対出来ないと思う」

森藤氏「それは何故ですか?」


高木氏「そこが見えてないから。指揮官だけじゃなくて、球団も見えてないと思う」

高木氏「感じててくれたらいいけども。感じてるコーチはたぶんいると思うんだけど、言えないよね。コーチだから

プロ野球の球団は上の立場が強いものだと想像はする。
しかしもしかして、このチームってコーチの進言が上に通らないのでは?と今年感じていたのを、少し補強された。

2.試合にて

もうおぼろげな記憶なのだが、数日前の試合で誰かが四球を選んだシーンがあった。山本か投手かその辺の選手が。
その瞬間ベンチが映って、三浦監督から相川コーチに話しかけてたのを見て「ん?」って思った。
そこってコーチ発信じゃないんだって。

先に指揮官が「次これ」って言ったら、参謀がやることはただの伝令になってしまう。
参謀が「次の作戦はこれで行きます」って伝えれば、指揮官の思惑通りなら「わかった」、違ったら「いや、こっちで行く」と選択肢が増える。
たった1シーンだから全てがこうではないのかもしれない。しかし、この監督は自分で何もかも決めたいタイプなのかなと私は感じた。

次に、下記記事。

3.なぜ横浜DeNA三浦監督は沖縄キャンプで長時間“猛練習”を廃止したのか…

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「コーチによっては、もっと教えたいと思う人もいたが、“無し”にしています」

よくあることではある。
下の者が進言しても、上の一存で却下される。
しかしそれで結果が伴わなかったとき、下の人間は「だから言ったじゃないか」と思う。
大きな決断ほど、裏目に出ると反感を買う。
かと言って、下の言うこと全部真に受けて聞いてはいられないが。

4.フロントが獲得してきた選手を使わない

誰にとってもわかりやすいのが西浦だ。
編成は補強ポイントだと感じているから、西浦を獲得したわけだ。
若手の阪口を出すという痛みを伴いながらも。

しかし、なんとなく1軍に登録して、なんとなく代打で出して抹消。
また上げたと思ったら、また抹消。
どう見ても、1軍チームに必要が無いという使われ方をしている。なんなら持て余している。
編成と現場の間で連携が取れていないんだと私は感じた。

上甲の支配下もそうだ。
というか支配下選手も登録しても特に1軍には上げないことが往々にしてある。
1軍で使わない、求めてないのに支配下登録される。
見てて不可解なんですよこのチームの選手の動きは。
もっと理由を喋ってくれませんかね。
理由がわかれば、その理由に不満があっても意思は汲み取れるので。
話が脱線しかけている。

最後

三浦監督になって3年、コーチは途中で大きく入れ替わったが、選手の起用傾向はあまり変わっていないと私は感じている。
とにかく1軍2軍の入れ替えが少ない。ほぼ無い。
1軍に上がってきても、投手野手ともに出場機会がほぼ与えられない。
信用してる、実績がある選手しか使わない。
たまに若手を出して結果が出なかったらその選手はすぐ落ちる。

打順についても、役割を先に決めた理想の打順があって、そこにそれを担える人間を当てはめて行っている感じ。現有戦力でどう勝つかや調子の良し悪しの判断よりも、とにかく理想を追求したがっているように見えている。
2番は小技でショート。7番は一発あるちょっと怖い打者。
「勝っているときは打線はいじらない」など。

中継ぎ起用も、「この場面ではこいつ」と、まず間違いなく決めてやっている。
柔軟性が見えない。だから、特に若手が出てこれない。
今年は「ビハインド勝ちパ」こそ辞めたものの、重用される選手が変わっただけで相変わらず若手に任せる勇気がほとんど無い。

固執が見える。
変化を感じない。
コーチの言うことに耳を貸しているのか?と思うことが増えた。
それらを、今回の記事ではいくつか並べてみた。

一番権力があるのが監督なんだから、監督のやりたいようにやるのは当然ではある。
勝てば官軍負ければ賊軍。

それでも、何がやりたいのか明言されれば私は少しは溜飲が下がる。
今はわからないから結果だけ見て、不満を言うことしか出来ない。